攻守のバランスのとれたスリカンス
インド勢のなかで頭ひとつ抜ける

スリカンス・K （インド）は1993年2月7日生まれの25歳。2017年7月に世界ランクトップ10入りを果たし、じつは今年4月に1週間だけ、世界ランキング1位にも到達したことがある実力派だ。

2001年に全英選手権大会を制したインドの英雄、プレラ・ゴピチャンドが主催する「ゴピチャンド・アカデミー」で基礎を作り、世界へ出るようになった。

目立った成績を残し始めたのは2017年から。スーパーシリーズで4勝を挙げて飛躍をアピールしている。そんなスリカンス・K を日本代表の坂井一将（日本ユニシス）に分析してもらった。

「攻撃力プラスねばりで上位に」（坂井）

――昨年、インドネシアオープンの決勝で対戦。受けた印象は。
「上からのショットがよく、特にスマッシュが速いと感じました。攻めるまでのバリエーションも豊富です。ネット前でいろいろなフェイントを入れてきました」

――強くなった要因は。
「インド選手というと、全体的にねばるという印象があります。彼もまたねばり強い選手です。ただ、他のインド選手と違うのは、ねばりプラス攻撃力があるところ。そこが他の選手より一つ上に行っている要因ではと思いました」

※世界ランキングは8月2日時点のものです。

⦿スリカンス・K
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