注目選手紹介3:タイ・ツーイン

世界ランキング1位タイ・ツーイン!高い技術と対応力!

タイ・ツーイン(チャイニーズ・タイペイ)は1994年6月20日生まれの24歳。2016年12月に世界ランキング1位に就いてから、今年4月に1週間だけ、日本の山口茜にその座を譲ったが、いまもっともコンスタントに成績を残している選手だ。

日本の朴柱奉ヘッドコーチも「誰よりも一つ抜けている」と評しており、この1年間で挙げた白星は7つ。女子シングルス選手のなかでもっとも戦績を残しているのだ。

ただ、これだけの強さを誇りながら、オリンピックや世界選手権などのビッグトーナメントのタイトルには縁がない。8月の世界選手権は、準々決勝で中国のヘ・ビンジャオに敗れて8強に留まった。

今後はいかに大舞台で結果を残すかがテーマになっていくのだろう。そんなタイ・ツーインを日本代表の佐藤冴香(ヨネックス)に分析してもらった。

「技術の高い選手。対応力があります」(佐藤)

――タイ・ツーインのよいところは。
「技術の高さはトップクラスです。場面に応じていろいろな引き出しを持っている選手だと思います」

――強くなった要因は。
「以前はどんな場面だろうと、自分のやりたいプレーをやるという印象でした。そのぶん自分のプレーをやりすぎてミスをして自滅することも少なくなかった。でも最近は、場面に応じて自分のやりたいプレーでないことも優先するようになったんです。それにつれてミスも減り、強くなった感じがしますね」

※世界ランキングは8月2日時点のものです。

■タイ・ツーインのプロフィールはここでチェック
https://bwfbadminton.com/player/61427/tai-tzu-ying