観戦記事
9月15日(土)準決勝
男子シングルス
魅せたライバル対決、充実のラリー、一閃するショットで桃田が世界1位を下す。
桃田 賢斗(NTT東日本) 21-18 / 21-11 ビクター・アクセルセン(デンマーク)
同年代のライバルと言われて久しい桃田賢斗とビクター・アクセルセンの対決となった男子準決勝1試合目、世界選手権王者の桃田と世界ランキング1位のアクセルセン、まさに世界一を背負うもの同士の戦いとなった。
第1ゲーム、お互い相手の出方を探り合うラリーで幕を開ける。桃田はシャトルコントロールに若干の狂いが生じ、アクセルセンが7-4とリードを奪う。しかしここで長いラリーを桃田がスマッシュ、カットでものにすると。桃田が攻めの形を作り出し、アクセルセンのミスを誘って一気に追いつく。ここから競り合いとなるが、先に仕掛けたのはアクセルセンで、角度ある強力なスマッシュを次々に突き刺して17-13と前に出る。しかし幾度となく繰り返される長いラリーでアクセルセンは攻め急いでしまい、桃田の術中にはまってしまう。スピードを上げてラリー対応する桃田はゲーム展開を支配し、一気に6連続得点を奪い逆転でたたみかける。結局21-18で30分に及ぶ第1ゲームを桃田が奪取した。
第2ゲームに入り、攻撃の手数を増やした桃田に対し、アクセルセンも粘り強く対応する。序盤はやはりアクセルセンがリードを奪うが、コート上の長い距離を走り続けた代償か、徐々にショットの精彩を欠く場面が増える。クリアとカットで大きくラリーを展開する桃田だが、アクセルセンの足が止まったと見ると一気にスマッシュ&ネットで攻め立てる。「接戦で苦しかったが、スピードを維持できたことがよかった。」と振り返る通り、後半のスピードでは桃田が1枚も2枚も上手であった。圧倒的な内容で21-11、桃田はライバルを下し、ジャパンオープン決勝戦進出をつかみ取った。
明日の決勝戦に向けて桃田は「ジュニア時代から憧れていた舞台なので、コート内での振る舞いやシャトルに対する執着心など、自分の成長した姿を見てほしい。」と語っており、頂点への手ごたえは十分だ。
タイのパワフルスマッシャーが躍動、連日の下克上でジャンプアップ。
コシット・フェトラダブ(タイ) 21-12 / 21-16 イ・ドンクン(韓国)
今大会、世界ランキング26位ながらシー・ユーチー、チェン・ロンとトッププレーヤーを立て続けに撃破し、一番勢いに乗っているといっても過言ではないタイのコシット・フェトラダブが準決勝に登場、韓国のイ・ドンクンと対戦した。
第1ゲーム、開始早々にフェトラダブがコートで躍動する。169㎝と男子シングルスの中では特に小柄な選手だが、コート上を所狭しと駆けまわり、上がってきた球には徹底してジャンピングスマッシュを打ち込み決めていく。そのスマッシュの決定率が高く、瞬く間に11-3と大量リードを奪う。上背のあるイ・ドンクンは低いラリーで相手の強打を封じにかかるが、男子シングルスのセオリーにとらわれないフェトラダブが徹底的に飛びついてスマッシュを沈め続け、このゲームを21-12と圧倒的攻勢のまま奪取した。
第2ゲーム、イ・ドンクンも長い手足を駆使して積極的に攻撃を仕掛け、中盤まで点を取り合う展開となる。相手の厳しいコースへのショットにもフェトラダブは果敢にダイブしてリターン。シャトルへの執念と少年のような思い切りに優れたプレーで徐々に観客の声援を味方につける。15-15と終盤勝負となったが、ネット前の競り合いもことごとく制したフェトラダブが、相手に上げさせた球を徹底的に打ち込み。運動量を落とすことなく21-16として嬉しい決勝戦進出を決めた。勝利を決めると、仏教国タイの選手らしく手を合わせて四方にお辞儀をし、会場の観客からは大きな拍手が送られた。
ビッグトーナメントでは初の決勝戦を戦うことになるフェトラダブは決勝戦に向けて、「世界チャンピオンであり、同世代のベストプレーヤーと思っている桃田選手が相手だが、胸を借りるつもりで丁寧にやりたい。」と挑戦者としての意気込みを話してくれた。
女子シングルス
日本人対決!奥原が実力を示す 「点数以上に内容のある試合」
奥原 希望(日本ユニシス) 21-12 / 21-12 大堀 彩(トナミ運輸)
3年ぶりに今大会優勝を狙う日本のエース奥原希望が、昨日格上の中国選手を破って勝ち上がってきた大堀彩と、大勢のファンの前でシャトルを交えた。
第1ゲーム立ち上がり、クリアでの両者の探り合いから大堀が積極的に仕掛ける。一方の奥原は、攻めと守りのクリアを使い分け大堀の攻撃を凌ぐ。素早いフットワークと、冷静に相手の動きを見てスペースを突くショットで奥原がリードし、11-8でゲームを折り返すと、スピードを上げた奥原が大堀を四隅に動かし、一気に突き放しそのままゲームを奪う。
第2ゲームも前半から奥原が大堀を動かしミスを誘う。大堀は我慢しながらも鋭いスマッシュで仕掛け、何とか食らいつく。しかし後半ミスが増えた大堀に対し、奥原は一気に連続ポイントを奪う。第1ゲーム同様突き放し、21-12として圧巻の勝利を見せた。
試合後奥原は、「お互いの手の内を知っている中での対戦だったので、点数以上に内容のある試合ができた。昨年は棄権したため対戦できなかったので、明日の決勝戦ではキャロリーナ・マリン選手に思い切って挑戦したい。日本のファンの方にバドミントンの楽しさを伝えたい。」と堂々と語った。
復調した金メダリストに死角なし、マリンが快勝で存在感示す。
キャロリーナ・マリン(スペイン) 21-12 / 21-13 チェン・ユーフェイ(中国)
今年、3度目の世界女王となったキャロリーナ・マリンが中国の希望、世界ランク5位のユーフェイが初めて対戦することとなった。終始、マリンがパワーとコントロールでユーフェイを上回り、試合時間39分で決勝へのチケットを手に入れた。
第1ゲームの序盤は、両者ともに得点を取り合う展開となった。ユーフェイのリードで迎えた8-7時に、マリンからコートのずれが指摘され、数分の修繕インターバルがあった。その後、8-7から8-15まで8連続ポイントをあげ、完全に流れを掴んだ。パワーのあるスマッシュはもちろんのこと、前後左右のシャトルコントロールでもマリンが圧倒し、21-12と一方的展開でゲームを先取する。
第2ゲームもマリンが試合の主導権を握った。ユーフェイがバックアウトでミスを重ねる一方で、マリンは軽やかなフットワークからチャンスメイクし、確実に得点を決めた。流れそのままに、マリンが21-13で勝利し、決勝に駒を進めた。
試合後、マリンは、「試合展開を想像しながらプレーでき、いい試合になった。明日の奥原選手との試合は、タフで接戦になると思いますが、全力で臨みたいと思います。」と話した。
男子ダブルス
世界一の美技、同郷応援団の大声援を受けたギデオン/スカムルヨが連覇へ王手
ギデオン・F・マルクス/ケビン・S・スカムルヨ(インドネシア) 21-16 / 14-21 / 21-13 ヘ・ジティン/タン・チャン(中国)
現在の男子ダブルスにおいて頂点に君臨するインドネシアのギデオン・F・マルクス/ケビン・S・スカムルヨが大きな声援を受けて登場し、中国の成長著しい若手ペアであるヘ・ジティン/タン・チャンの挑戦を受けた。
第1ゲーム、開始早々に豪快なアタックを見せ、観客を沸かせるギデオン/スカムルヨ。スカムルヨが超人的な反応を見せてネット前で鋭いドライブ、プッシュを連発するなど、ミスを恐れずに前へ前へと詰めた攻撃が炸裂する。対する中国ペアも王道の高速ラリー、コンビネーション攻撃で丁寧に対応、ハイレベルなラリーが展開される。先読みを交えたスピードで上回ったインドネシアペアが競った展開から後半抜け出し、連続攻撃を浴びせて21-16と幸先よくゲームを奪取した。
第2ゲームに入ると、「集中力を欠いてしまった。」というギデオン/スカムルヨ。恵まれた体格から強打で間違いのないコースを突くヘ/タンの攻撃が見事にはまり、相手のミスを誘って得点を積み重ねていく。特にミドルコートからのヘ・ジティンのショットが冴えわたり、相手を寄せ付けない。安定したゲーム運びに長けたヘ/タンが21-13としてファイナルゲームへ勝負に持ち込んだ。
迎えたファイナルゲーム、序盤から持ち前のスピードを発揮したのは王者ギデオン/スカムルヨ。目まぐるしく攻守の入れ替わる激しいラリーでも、懐広く多彩なショットを鋭く打ち分けて中国ペアを走らせ、体勢を崩しては気迫の籠ったスマッシュを次々に突き刺していき、大きな「インドネシア」コールを背に19-8として大勢を決定づける。中国ペアもタンの絶妙なフロントコートへの飛び出しなどで見せ場を作り反撃を試みたが、インドネシア伝統の強力ドライブを前にその壁を打ち破れず。21-13としたギデオン/スカムルヨが格の違いを見せつけ、昨年に引き続き決勝戦への切符を手にした。
明日の決勝戦は、数々の名勝負を繰り広げてきた世界1位と2位のカードが実現。ギデオン/スカムルヨは「明日のリー/リゥ組にはマレーシアオープンで負けているので、しっかり準備をして臨みたい。今日のより経験もパワーもある選手なので気を引き締めて戦いたい。」と話しており、どん欲に勝利を掴みにいく姿勢だ。
世界王者、危なげなく勝利!順当に駒を進める。
リー・ジュンホゥイ/リゥ・ユチェン(中国) 21-14 / 21-16 チェン・フンリン/ワン・チーリン(チャイニーズ・タイペイ)
今年の8月に世界選手権王者になったリー/リゥ組は、この1年で世界ランキングトップ10に定着してきた年の差ペアであるチェン/ワン(32歳と23歳)ペアと決勝進出をかけて戦った。
第1ゲーム、タイペイペアはサービスレシーブから積極的に仕掛ける。一方の中国ペアも体格を活かした鋭い攻めで点数を重ねる。両ペアお互いに譲らぬ攻防を繰り広げるが12-10から中国ペアの4連続ポイントで点差が開く。その後、サービス周りでお互いポイントを取り合い点差は縮まらず、21-14で中国ペアが第1ゲームをものにする。
続く第2ゲーム、中国ペアがスピードを上げ、低い球でチャンスを作っては決めていく。序盤の連続ポイントで点差を広げ、ゲームの主導権を握る。タイペイペアもレシーブからドライブで仕掛け、反撃のチャンスを伺う。後半、中国ペアのサービス周りで失点が目立つも攻撃の手は緩めず、序盤のリードを保ったまま21-16でフィニッシュ、明日の決勝戦に駒を進めた。
試合後リー/リゥは、「今日は二人ともよいプレーができた。明日の相手はパワーもスピードもあるペアなので簡単に攻撃させないようにして勝ちたい。」と意気込みを語った。
女子ダブルス
執念の長期ラリー戦、強い気持ちの中にも冷静さを保った福島/廣田が強さを見せる。
福島由紀/廣田彩花(岐阜トリッキーパンダース) 21-12 / 21-18 グレシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア)
世界ランキング1位として各国の強敵からマークされる福島由紀/廣田彩花が準決勝に登場、鉄壁のディフェンスと強力なドライブを駆使するインドネシアのグレシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユと対戦した。
第1ゲーム、序盤から我慢のラリーが多く展開される。インドネシアペアは廣田をひたすら後衛に張り付けるようにクリア、ロブを押し込み大きな展開で相手の疲弊を誘う。スマッシュを打たされる厳しい展開が続くが、廣田も無策ではない。ドリブンクリアやドロップを巧みに交えて、相手を崩し、チャンス球を福島が沈めて得点を奪い、4連続得点で9-5とリードを奪う。この流れを話すことなく、福島のスマッシュを軸に徹底的な攻撃的ラリーを展開し、終盤には廣田がネット前を完全に掌握するなど持ち味を発揮して21-12としゲームを先取した。
第2ゲームに入ると、インドネシアペアは強力なジャンピングスマッシュを積極的に放って襲い掛かる。レシーブにも定評のある福島/廣田はあえてロングサービス中心に相手の攻撃を真っ向から受けて立ち、一進一退の攻防が続いていく。長いラリーがたびたび繰り広げられ、観客を引き込む。中間の11点を先取したのはインドネシアペアだったが、インターバル明けには3分40秒にもわたるラリーを福島/廣田が制するなど、流れを渡さない執念を見せる。互我慢比べの様相を呈してきたこのゲーム、18-18と終盤まで競り合いが続いたが、厳しい中でも冷静さを失わなかったのが日本ペア。クリアとスマッシュの打ち分けで相手をリアコートに押し込み、相手の足が止まったところで福島がドロップを沈めるなど確実に相手ディフェンスを崩して得点を奪う。終盤のこの組み立てが効果的だった。そのまま押し切った福島/廣田が21-18として、2ゲームながら69分というタフな試合を制した。
試合後、「長いラリーばかりで苦しい場面が多かったが。勝つことができてよかった。」と廣田は話し、福島は「絶対にミスをしない気持ちで頑張りました。」と壮絶な戦いの勝因を語った。明日の決勝戦に向けては「この大会の決勝を戦うのは光栄なこと、決勝戦にふさわしい戦いをしたい。(福島)」「優勝に向けて頑張ります(廣田)」と話しており、確かな自信を覗かせた。
見せた一番手の実力、チェン/ジャが圧巻のゲームメイクで決勝戦進出を決めた。
チェン・チンチェン/ジァ・イーファン(中国) 21-17 / 21-15 ドゥ・ユエ/リー・インフィ(中国)
今大会の女子ダブルスのもう一試合は中国ペア同士の対戦となった。現在、世界ランキング2位のチェン/ジァは8月に開かれたアジア大会で優勝、世界ランキング12位のドゥ/リーは今大会、昨年のジャパンオープン覇者の高橋礼華/松友美佐紀と対戦し、勝利している。
第1ゲーム、チェン/ジァが序盤から積極的に速く仕掛けていく。後衛から強くスマッシュを打ち、相手のレシーブが甘くなったところを前衛がスマッシュを打ったり、ジァがバックバウンダリーラインぎりぎりにスマッシュを入れるなどでポイントを重ねていく。対するドゥ/リーはミックスダブルスの経験を生かし、チェン/ジァのロビングの揺さぶりにも対応していく。しかし、レシーブがネットに掛かるなどのミスが多く、インターバルを7-11で迎え、後半も巻き返すまでには至らずこのゲームを17-21で落とす。
第2ゲームもチェン/ジァはジァが後衛に入り、スマッシュを打ち、チェンが前衛に入り、打ち込むなどして得点を重ねる。ドゥ/リーはやはりレシーブのエラーを修正しきれず、序盤からなかなか流れを掴むことができない。先に11点を取り、インターバルを迎えたのはチェン/ジァだった。その後、相手になかなか流れを渡さず20-10でマッチポイントを迎えたが、ドゥ/リーそこから5点連続でポイントを奪い、粘りを見せる。しかし反撃もここまで、チェン/ジァが先に21点を取り、決勝進出を決めた。
試合後、チェン/ジァは「福島/廣田に勝つには相手より可愛くなること。」とユーモアを交えて話していたが、「相手は強いペアだが、相手から何かを学ぶつもりで頑張る。自国との対戦じゃなければ勝つ。」と話していた。その言葉からは明日に向けての闘志をひしひしと感じた。
混合ダブルス
王者苦戦も勝ち方に狂いはなし、強さを見せた中国ペアが決勝へ
ジェン・シーウェイ/ファン・ヤチョン(中国) 21-16 / 17-21 / 21-14 チャン・ペンスン/ゴー・リューイン(マレーシア)
ペア結成から破竹の快進撃で世界1位の座を射止め、今大会第1シードとして出場しているジェン・シーウェイ/ファン・ヤチョン組は、ここまで全てストレート勝ちで準決勝に登場。対するはノーシードから勝ち上がりのマレーシアペア、プレースタイルもバックグラウンドも大きく異なる両ペアの対戦に注目が集まった。
第1ゲーム、序盤はお互いラリーをつなぎながら、相手の出方をうかがう試合展開となり、点差はつかず11-9、中国ペアリードでインターバルへ。その後は、両者攻勢を仕掛け合い18-14、中国ペアが先行する。負けじとマレーシアペアも果敢にスマッシュを打ち込むも、中国ペアは巧みにカウンターでいなし、21-16で中国ペアが第1ゲームを先取した。
第2ゲーム、後のないマレーシアペアは序盤から猛攻を仕掛け、一時は17-11と大きく中国ペアをリード。中国ペアも追い上げたものの、マレーシアペアが21-17で逃げ切り試合はファイナルゲームへ。
第3ゲーム、一進一退の攻防が続き12-9中国ペアリードでインターバルへ。その後も攻守がめまぐるしく変わる熾烈なラリー展開に。そして、要所で確実にポイントを重ねた中国ペアが21-14で第3ゲームも獲得し、2-1で同ペアが勝利した。
試合後、勝利した中国ペアは「前回の対戦で負けた相手だったので、きちんと反省し改善した成果が出たと思う。ラリーの中で我慢して点数を重ねることができたのがよかった。」と勝因を話していた。
中国ペアが試合後者ぶりを発揮し、渡辺/東野の挑戦を退ける。
ワン・イルユ/ファン・ドンピン(中国) 21-15 / 21-17 渡辺 勇大 / 東野 有紗(日本ユニシス)
渡辺/東野とワン/ファンは先月のアジア大会で対戦しており、ワン/ファンが勝利している。渡辺/東野にとっては、今までの対戦で1度も勝てていない相手との対決となった。
第1ゲームの序盤から、ワン/ファンが流れを握った。ワンが放つ力強いスマッシュと、ファンの素早い前衛でリズム良く連携し、中国ペアが得点を重ねる。一方で、日本ペアは東野のプッシュが決まるなど、7-7で一旦は追いついたが、その後は最後までミスが目立ち、21-15でワン/ファンが第1ゲームを奪う。
第2ゲームも、渡辺/東野らしさは影を潜めてしまう、第1ゲームと同様に、ワンのスマッシュから展開を作られ、防戦を強いられた。序盤は相手のミスもあり、交互に点数を取り合う形でスタートした。随所に渡辺の後衛からの緩急のあるショットや東野の前衛で見せ場を作ったが、最後まで主導権を奪取することはできず、21-17でワン/ファンの勝利となった。
試合後、東野は「相手にいいプレーをされてしまい、それに対して修正することができなかった。」と話した。渡辺は、「スピードもパワーも勝る相手に対して、自分たちがどうやってプレーしていくかを考えていく必要がある」と、次のステップに向けての課題を吐露した。