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注目選手紹介5 ビクター・アクセルセン
欧州に輝く若き星
ビクター・アクセルセンは世界一を目指す
現在のデンマークの強さを象徴するのは、女子ダブルスだけではない。男子シングルスにも輝く星がある。
――ビクター・アクセルセン、23歳。
98年、99年のヨネックスオープンジャパンを2度優勝しているピーター・ゲードが引退して以来、デンマークには長い間、スターが不在だったが、実力と華やかさを備えた待望のシングラーなのだ。
そんな若き星にとって、2016年は人生で最良の年になった。5月のトマス杯では重責あるトップシングルスに立ち、デンマークを初優勝に導いた。続いて8月のリオ五輪では3位入賞を果たし、1996年のポール・エリック・ホイヤーの金メダル以来、実に21年ぶりとなる男子シングルスのメダルを母国にもたらした。
さらに年末にも好調は続き、自身の初のスーパーシリーズのタイトルが、権威あるスーパーシリーズ・ファイナルに。とくにベスト4入りの戦いでは、0勝9敗だったマレーシアのリー・チョンウェイを3ゲーム19本で下した。
そのときの喜びの声はこうだ。
「これまで何回もスーパーシリーズ決勝に進んだけれど、勝つことがこんなに幸せだとは…。泥臭い試合だったけれど、プレッシャーを上回れた」
ちなみにリオ五輪の3位決定戦で下したのは、北京とロンドン五輪優勝の林丹(中国)。
つまりアクセルセンはここ10年、世界を引っ張ってきたビッグ2をビッグトーナメントで退けたことになる。おそらく以前ならそんなことをできるのは、リオ五輪を制した中国の諶龍だけだっただろう。
しかし、2016年、アクセルセンはひとつ山を越え、特別なプレッシャーのかかる大舞台で猛者を倒せるレジェンドの道を歩み始めたのだ。
194センチの高さが繰り広げるスマッシュ。
そしてネットプレーが武器
2016年、飛躍を遂げたアクセルセンの武器はいったい何か。それはまぎれもなくスマッシュ&ネットだろう。
194センチから繰り出す鋭いショットはもちろん、好機を生むためのネットプレーが巧みなのも強みだ。サービスラインから上半身をぬっと前に出すだけでネット際の球に届いてしまうのだから、先手を取られた相手はたまらない。
2010年に世界ジュニア選手権で優勝して世界に注目されるようになった頃は、荒々しい鬼神のようだったが、いまは圧倒的爆発力を制御できている。それが飛躍の理由でもある。
本大会での最高成績は、2015年の準優勝。だが、ビクター・アクセルセンはもういつ頂点に立ってもおかしくない立ち位置を確保している。アクセルセンがスターとして完全に花を開く瞬間を見られたら貴重な一戦を見届けたことになるだろう。
⦿ビクター・アクセルセン
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