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東京五輪以降の日本を照らす新世代の星を見よ。
8月11日付で「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン~バドミントン選手権大会~」への第一次エントリーが締め切られた。
女子ダブルスの髙橋/松友(日本ユニシス)はもちろん、昨年のリオ五輪の金メダリストが多くエントリーしており、世界級の技を披露してくれそうだ。
とくに女子シングルスは、昨年、来日を果たせなかったキャロリーナ・マリン(スペイン)、プルサラ・V・シンドゥ(インド)という決勝を争った2人が初優勝を狙ってやってくる。ファンは逃すことのできない機会だろう。
また、今年の「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン~バドミントン選手権大会~」は序盤から盛り上がる気配が漂う。
2020年の東京オリンピックはもちろん、その後も核として活躍しそうな日本選手が育っている。ここでは前半戦でチェックしてほしい新世代の星を紹介する。
キラ星がひしめく女子シングルス
大堀彩・川上紗恵奈らの飛躍に期待
いま日本はバドミントン史上、もっとも強い時期を迎えている。とりわけ女子の強さは格別だ。つまり、それは国内争いも熾烈だということだ。
たとえば女子シングルスは、山口茜(再春館製薬所)、奥原希望(日本ユニシス)、佐藤冴香(ヨネックス)というオリンピック出場経験者以外に7人もの日本選手を「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン バドミントン選手権大会」の舞台に送り込んでいる。これらの選手が日々、東京オリンピック出場を目指しているのだから、日本の選手層はとてつもなく厚いといえる。
このなかで若さと勢いでオリンピック出場組に肉薄しているのが、ナショナルB代表の20歳・大堀彩(トナミ運輸)と19歳・川上紗恵奈(北都銀行)だ。
169センチの左腕という恵まれた体格を持つ大堀彩は、世界ランキング15位。7月のUSオープンでは鋭い攻撃を生かして頂点に立った。奥原と山口に挟まれる年代にあたり、2人には負けたくないという気持ちが大きいだろう。
クールに整った顔立ちと華やかなプレーはバドミントンのファンの人気が高く、必ず見てほしい選手だ。
世界ランキング20位の川上紗恵奈は大堀の高校時代の後輩にあたる。存在感を示したのは昨年の全日本総合・準々決勝。山口茜を相手にスピードあるラリーを展開し、最後は逆転されたがマッチポイントを握る奮闘を見せた。将来性のある選手の一人だろう。
また、現段階ではキャンセル選手が出た場合のリザーブ(繰り上がり出場)だが、出場すれば高橋明日香(ふたば未来学園高3年)の存在がおもしろい。
8月のインターハイで2008年の松友美佐紀(日本ユニシス)以来の3冠(団体戦・単複)を成し遂げ、今後、間違いなく世界へ躍り出る選手だ。東京五輪以降の中心になるであろう日本の逸材をぜひ見届けてほしい。
日本の男子シングルスは常山幹太に注目!
堅実ラリーで未来を拓く
男子シングルスでは21歳の常山幹太(トナミ運輸)に注目だ。現在、日本の男子シングルス勢のうち、世界ランキングは最上位の30位。7月のカナダオープン決勝では、元世界ランキング2位で、5月に復帰した桃田賢斗(NTT東日本)を破り、海外初優勝を飾った。
「自信になる結果でした。自分らしい粘ってラリーしてというプレーで実績ある人に勝てました」
その桃田はリザーブ19番でリストアップされている。もし桃田が出場となれば、台風の目になることは間違いない。
さらに東京五輪後の超新星として輝くのは、前人未到の全中3連覇の記録を持つ奈良岡功大(浪岡高)だ。今夏のインターハイは決勝で敗れ、優勝はならなかったが、卓越した技術の高さには一見の価値がある。こちらはリザーブ17番目で、出場すれば予選から試合が見られる。
ダブルス陣の若手注目株は
渡辺勇大&東野有紗
ダブルス陣も若い選手が育ちつつある。すでに混合ダブルスのトップクラスで活躍しているのは、20歳の渡辺勇大(日本ユニシス)と21歳の東野有紗(日本ユニシス)だ。3月の全英オープンの混合ダブルスで3位入賞を果たすなど、目立った成績を残している。
渡辺のプレーについては、日本ユニシスの中條彪顧問が「レシーブの捉え方が独特で天才的」と絶賛するほどだ。東京オリンピック以降も活躍が期待できる。
女子ダブルスは日本代表Bの永原和可那/松本麻佑(北都銀行)、16年日本ランキング優勝の櫻本絢子/高畑祐紀子(ヨネックス)の2ペアが将来性を漂わせる。
21歳の永原は身長168センチ、22歳の松本は177センチと、ヨーロッパ選手のような体格を持つ。"高さ"を武器にした2人は、今年に入って急速に成長し、7月はカナダオープンで優勝、USオープンで準優勝を飾っている。現在、世界ランキング33位。言葉通りの"大型ペア"だ。
一方、22歳の櫻本絢子と19歳の高畑祐紀子は世界ランキング37位。カットやドライブによる低い展開が得意で、今年はスペイン国際で優勝している。次世代を築く選手として期待のかかるペアの一つだ。
平日、アフターファイブチケットはいかが
学校&会社帰りに気軽に観戦
今回、紹介した選手は主に大会前半の平日に見ておきたい選手たちだ。そうなると、学校や会社で見に行けないという方も多いだろう。
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