8月30日の見どころ(1回戦)
男子シングルス
21年世界王者のロー・ケンユーが
世界銅メダリストと対戦
2日間にわたる1回戦は、初戦だとは思えないとんでもない好カードが続出することになった。まず、初日最大の“もったいない”は、21年世界選手権を制したシンガポールのロー・ケンユー(WR8位)と、世界選手権銅の中国・趙淳鵬(WR23位)の顔合わせだ。
世界王者ビクター・アクセルセン(デンマーク)のヒッティングパートナーを務めているうちに強くなったというケンユーは、速いリズムーでラリーを構築するのが得意。一方、遅咲きのサウスポー趙淳鵬は高い打点からの攻撃で対抗する。ケンユーは、世界選手権は準々決勝で散る不本意な結果だっただけに、大阪で巻き返しにかかる。
対戦成績=ロー・ケンユーが1勝1敗
このほか、男子シングルスは、世界選手権銅の周天成(チャイニーズ・タイペイ、WR4位)、中国のエースの座を取り戻しにかかる世界選手権8強の石宇奇(WR25位)も登場する。ともに長身のアタッカーでその破壊力は見に来る価値が十分だ。
女子シングルス
サウスポー対決!
中国2番手の何冰嬌に髙橋沙也加が挑戦
左腕からの鋭い攻めの応酬で、迫力ある展開になりそうなのが、日本の髙橋沙也加(WR14位)と中国2番手の何冰嬌(WR9位)の対戦だ。ともに闘志をむき出しにするタイプで、勝ちたい思いがコートでぶつかり合う。
とりわけ何冰嬌は世界選手権でリオ五輪金のキャロリーナ・マリン(スペイン・WR5位)に3ゲーム16―20から敗れる悔しさを味わったばかり。優勝した経験のあるジャパンオープンの舞台でリベンジを狙う。
対戦成績=何冰嬌が3勝1敗
明日はシンガポールオープンで3位チャイニーズタイペイオープン準優勝と調子を上げている日本の川上紗恵奈(WR34位)も登場する。対戦相手のツァン・ベイウェン(アメリカ)はWR16位と格上だが、川上が2勝中で分がいい相手だ。ホームの利を生かし、今回も勝利を収めたいところ。2回戦で当たるであろう世界選手権の銀メダリスト陳雨菲(中国)への挑戦権を手に入れにいく。
対戦成績=川上紗恵奈が2勝
8/29(月)記者会見の様子